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2013.01.19(Sat):謎解き
「駆け込み乗車は危険ですので、お止め下さい!!」


もう何万回、下手すりゃ何十万回も言っているお馴染のセリフだ。
お察しの通り、俺は駅係員をしている。
毎日、乗客の安全と電車のスムーズな運行を心掛けるのが主な仕事だ。(もちろん、これが全てだとは勘違いしないでもらいたい。駅員とは多忙な職業なのだ)

子どもの頃からの夢だった「電車の運転士」になるため、日々の業務と僅かにある休憩時間や休日で勉強している。もっとも、休日は寝ることに時間をあててしまっているのは否めないけれど…。
だが、そんな夢を叶えるため日々奔走しているものの、モチベーションは下がりっぱなし。人間というのはいかに迷惑を掛ける生き物かということを毎日の様に痛感しているからだ。

危ないから止めろというのに電車に掛けこむわ、ホーム上で携帯をいじりながら歩くわ、白線の内側で待たないわ、駅員に因縁を付けるわ、吐瀉物撒き散らすわ、と上げればキリがない。
はぁ~。

そんな中でも特に俺のイライラ向上に貢献しているのは、小学校高学年くらいの男の子だ。
短髪にしているため、立派な扇形の額を見せていて、若干出っ張っている。
何が面白いのか、ホームに立つ俺のアナウンスの声をすぐ後ろで真似したり(しかも、若干小馬鹿にした感じだ)、俺の目の前で緊急停止ボタンを意味もなく押そうとしたり (注意しようとするとダッシュで逃げる)、もちろん駆け込み乗車の常習犯だ。
親の顔が見てみたいとはこの事だと、最近はそいつが来るだけで顔が引きつるようになった。

そんなある日、とうとう恐れていた事が起こってしまった。
いつもの様に俺が注意をしようとするとダッシュして逃げたそいつが、何かにつまづいて転んでしまったのだ。白線の“外側”にである。
不運にも、今まさに電車がホームに入ってくるところだったので、俺は猛ダッシュでそいつの元に駆け寄り、間一髪のところでそいつを白線の内側に引き寄せた。
自分に何が起こったか分からない様子のそいつに、日々のストレスに晒されていた俺の堪忍袋の緒がついに切れた。

「馬鹿野郎っ!怪我じゃ済まないことになることだってあるんだ!!俺達駅員が何のためにいると思ってるんだ、このクソガ・・・。」最後は何とか自制した。
俺の予想外の迫力に圧倒されたのか、そいつは俯いたまま黙っていた。と、突然脱兎のごとく駈け出した。
そんな後ろ姿を見ていた俺も我に返り、小学生相手にイライラの鬱憤をぶつけてしまった自分を恥じた。そして、今の様子をツイートされるんじゃないかと気が気でなかった。

だが、あいつの姿を最後に見てから1週間経ってもそんな情報はなく、監査室からの呼び出しも受けなかったため、俺はホッと一安心していた。同時に、あいつの事も少しは心配した。ちょっとやり過ぎたか。
俺が駅員室に戻ると、先輩の駅員からある手紙を渡された。何でも昨日、小学生の男の子と母親が俺を訪ねてきたが、俺が休みだと分かるとこれを渡して欲しいと言われたそうだ。
きっとあいつのことだ。

まさか告訴状か!?俺は思い切って封筒を開けてみた。そこにはこんな言葉が書かれていた。


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



リ ン ゴ

メ ロ ン

ナ ミ ダ

ヤ サ イ



☆ ☆
  
  ☆

  ☆ ☆




‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

???
最近の小学校では暗号学の授業でもあるのか?
運転士になるための勉強は続けているが、こんな問題は間違いなく出ないだろう。

いや、待てよ。この星のマークを・・・。
なるほど、そういうことか。

さて、これから私も考えますねw
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