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2013.01.19(Sat):謎解き
冷静に見ると、それぞれの漢字の下に数字が振られている。しかも、ご丁寧に一~七まで揃っている。
賢明な人なら、これを並べ替えるものだとすぐに気付くんだろう。あいにく僕は違ったが。

これを順番通りにすると「貝・貝・女・鳥・武・鳥・貝」となる。もちろんこのままでは意味が通じない。さらに考えを進めると、これがある単語を形成する漢字になっていると分かる。 すると「鸚鵡貝(おうむがい)」という言葉が見えてくると思う。おそらくこれで正解だろう。

「鸚鵡貝はね、英語でノーチラスって言ってね。フランスの小説『海底二万里』に出てくる潜水艦の名前にもなってるんだよ」

そんな彼女の声が蘇る。その事なら鮮明に覚えてる。だって、その本を貸してくれたのは彼女で、あの日出掛ける直前に読み終えたばかりだったから。

本には図書館の名前とバーコードが貼られていた。彼女はその図書館で司書をしている。
きっと彼女はそこで待っているはずだ。

坂道を上り切った所にある図書館に着くと、案の定彼女が待っていた。

「この本、返却します。とっても面白かったです。ちょっと遅れちゃったけど、これと一緒に受け取ってもらえますか?」

息も切れ切れに、僕は本と一緒に小さな包み箱を差し出した。あの日渡そうと準備していたものだ。

驚いた様な表情を見せた後、彼女はこう言った。
「じゃあ、受け取ります。今度の約束は破っちゃダメだよ。」そう言って、本と包み箱を受け取った後、にっこりと笑ってくれた。
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